リコピノプラザのよくあるご質問

お客様から頂く皮膚の悩みやご使用方法等のfaq

日々のお肌のお手入れ、悩み、効果的な使用方法

ご質問一覧

汗と皮脂の多さは肌の働きが活発な証拠?

汗には流れ出る汗と、蒸発して見えない汗(不感蒸泄=TWL)とがあります。
後者は比較的測定しやすく、皮膚の働きの指標のひとつにされています。
ある皮膚の研究で、夏の皮膚環境を想定し、室温30℃、湿度70%RHで測定した額のTWLは、
0.54mg/平方センチメートル/hr、春・秋の皮膚環境を想定した25℃、
60%RHでは、0.4 mg/平方センチメートル/hr、冬を想定した15℃、
40%RHでは、0.3 mg/平方センチメートル/hrでした。
これによれば、夏は春・秋の1.3倍、冬の1.8倍の発汗があり、
それだけ皮膚の機能も活発であるといえます。
また、汗だけでなく、同条件で測定した額の皮脂量についても、
夏は315μg/平方センチメートル/3hr、春・秋は235μ g/平方センチメートル/3hr、
冬は154μg/平方センチメートル/3hrと夏が非常に多く、春・秋の1.3倍、冬の2.1倍の皮脂量 がありました。
皮脂量の多さもまた、夏の皮膚の働きが他の季節の皮膚と比べ、非常に活発であることを示しています。

酸性度が高いと細菌に強いの?

皮膚表面は、酸性に保たれることによって、
細菌などの害に対する防御システムが効果的に働くしくみになっています。
皮膚の酸性度は、汗の主な酸性物質で角質層の水分調節を
担っている乳酸の量で決まるといわれています。
実際には、乳酸量と皮膚のPH値とで判断しますが、
皮膚の乳酸量を測定した研究では、夏である7月が9.07μ g/平方センチメートルで、
春の4月と秋の10月の平均が3.04μg/平方センチメートル、
冬の1月が1.45μ g/平方センチメートルと、夏は春・秋の3.0倍、冬の6.3倍となっており、
夏の皮膚の乳酸量が非常に多いことがわかります。
また、同時に測定されたPH値は、夏は4.60と低く、春・秋の平均は5.06、冬は5.41ですから、
これらの結果から考えて、夏の皮膚は1年で最も酸性度が高く、
細菌に対して強い皮膚であると判断することができます。
高温多湿の環境の中で、発汗量も皮脂量も多く、
細菌の繁殖などが最も心配される夏の皮膚ですが、
一方では、このようにして、発汗の多さが乳酸量を増やし、
酸性度を高めて皮膚の抵抗力を強めるという生体防御のメカニズムが良く働き、
過酷な条件に対応しているのです。

赤外線は、どのように肌に悪いのですか?

赤外線は、紫外線などとともに目には見えない太陽光線のひとつで、
熱を発する効果があるため、医療や写真、家電などのさまざまな分野に応用されています。
肌にとって特に悪影響を与える光線ではありませんが、皮膚温を上げる効果があるので、
多少、化粧くずれを促したり、紫外線による炎症が進むのを助けたりすることがあります。
現在、赤外線防止効果がうたわれている日やけ止め化粧品は、赤外線をカットすることで、
皮膚温が上がるのを抑え、紫外線による肌への悪影響を促進しないようにつくられています。

体臭とは?

広辞苑には「皮膚の汗腺・皮脂腺の分泌物から生ずる一種の臭気」とあります。
腋臭(わきが)や足の臭い、髪の臭いなどを連想しがちですが、
体臭は、主に体全体に分泌された汗や皮脂、垢などが皮膚常在菌によって
分解された物質の臭いで、ときに口臭などと混ざって感じられます。

腋の下の臭いと足の臭いのちがいは?

臭いのもととなる汗には2種類があります。
1つは、体全体に広く分布する小汗腺(エクリン腺)から分泌される、
99%が水分で残り1%に塩化ナトリウムや乳酸、尿素などを含んだ薄い汗です。
もう1つは、腋の下などにある大汗腺(アポクリン腺)から分泌される、
タンパク質や皮脂などを含んだ乳状の濃い汗です。
どちらも発汗したては、ほとんど臭いはありません。
大汗腺からの汗は、タンパク質や脂肪などが皮脂常在菌によって、
ペラルゴン酸やカプリン酸などの揮発性の低級脂肪酸やトリメチルアミンなどに分解され、
いわゆる腋臭の臭いを発生させます。
また、足には汚れのタンパク質や脂肪が少なく、汗も小汗腺からの薄い汗なので、
常在菌だけでは変臭しませんが、多量の汗が分泌されると、足の皮膚が軟らかくなり、
菌が繁殖して角質のタンパク質や脂肪を分解し、揮発性の低級脂肪酸ができて臭いを発生します。
イソ吉草酸が多いので、腋臭と違う足特有の臭いになります。

臭いのもとをつくる皮膚常在菌とは?

清潔な状態で採取した日本人男女の汗を、濾膜で除菌し、
8種の常在菌で培養して、臭いの原因菌と臭気物質を調べた研究があります。
その結果、腋臭を連想させる臭いの原因菌は、コリネバクテリウム、
ミニュティシウムとアルスロバクタ-SPによるものであり、
足の臭いはスタフィロコッカス・エピデルミデスやスタフィロコッカス
・アウレウスが主に関与した菌でした。

普通肌とは?

一般的に、スキンケアにおける肌タイプの分類では、敏感肌でもなく、
アレルギー肌でもない肌で、脂っぽい脂性肌と脂の少ない
乾燥肌のちょうど中間にある肌を「普通肌」としています。
メイクアップにおいては、ファンデーションなどの色を選ぶ際の目安として、
色白肌と色黒肌の中間の明るさで、また、赤みのある肌と黄味のある肌の中間の色味の肌のことを、
「普通肌」と呼んでいるようです。

普通肌のスキンケアは?

3分類の肌タイプを自己判断した、ある調査によれば、
乾性肌33%、脂性肌20%、普通肌47%と普通肌が最も多かったのですが、
乾燥型脂性肌を加えた4 分類による最近の調査では、
10~30歳代で、乾性肌42%、脂性肌12%、普通肌11%、乾燥型脂性肌35%と、
普通肌が激減した結果になりました。
これは、後の調査を実施したのが、3月と乾燥の続いた後の季節であったことが
影響していると考えられますが、言いかえるなら、普通肌というのは、
季節や体調の影響によって脂っぽくなったり、あるいは乾燥したりと
変化しやすい肌でもあるということです。
正常なときには理想的な肌の状態を保っている普通肌ですが、
だからといってスキンケアの必要がないというのではなく、
普通肌でも、季節や体調の変化による肌のコンディションに気を配り、
その時々にふさわしいスキンケアをする必要があるのです。

最近目の周りがヒリヒリしたりかゆくなったりします。化粧品が原因でしょうか?

目の周りの皮膚はうすく、大変デリケートな部分です。
そのため外からの何らかの刺激によって、かぶれ(接触皮膚炎)を起こすことがあります。
目の周りのかぶれの原因は様々で、化粧品に関連するものでは、
クレンジングや洗顔、マッサージのときにまぶたを擦りすぎたことが原因で
ヒリヒリすることもありますし、また、今まで全く症状が無かったのに、
ある特定の成分に対するアレルギー反応が、突然現れる場合もあります。
また、化粧品以外にも、草や木、コンタクトレンズ、眼鏡フレーム、水泳用のゴーグル、
目薬など、様々な原因でかぶれが起きる場合があります。
もしかぶれの症状が現れたら、自分だけで判断を下さずに、
できるだけ早めに皮膚科専門医の診察を受け、原因を特定するようおすすめします。

脂性肌の特徴は?

同じ研究から、肌質の特徴を定義的にまとめたものが示されています。
それによると、脂性肌は「脂うきや吹き出物ができやすく、
肌がアレやすく、キメが粗く、毛穴が気になる肌で、化粧くずれしやすい肌」のことをいいます。
ちなみに、脂性肌と正反対な特徴をもった肌が乾性肌、両者の中間的な肌が普通肌です。

第4の肌質、脂性乾燥肌とは?

別の調査研究では、自分で判断した肌質と、
肌の特徴についての質問の回答とを因子分析した結果 、
肌質を判断する基準となるのは「しっとりしている、カサついている」
「脂っぽい、脂っぽくない」の2つの因子であることが分かりました。
また、自分で脂性肌だと思っている人の中には肌が「しっとり・みずみずしい」と感じている人と、
「カサつく・肌アレしやすい」と感じている人の両方が存在していることも分かりました。
これは、肌のみずみずしさやカサツキ感は肌の水分量の問題で皮脂量には関係なく、
皮脂量も水分量も多い脂性肌と、皮脂量は多いが水分量は少ない肌、
つまり「脂性乾燥肌」とがあるということなのです。
中には、夏は脂性肌だが、冬は脂性乾燥肌になるという人もいます。
現在では、脂性肌、普通肌、乾燥肌に、
この脂性乾燥肌を加えて4つの肌質とするのが一般的となっています。

脂性肌は日本人の約二割?

日本人の肌質についての、ある調査研究では、
採取した皮脂の量と成分の分析結果と、肌の状態からの自己判断とが比較されました。
これによると、自己判断で自分は脂性肌と思っている人は全体の約二割弱19.5%、
普通肌と思っている人は47.0%、乾性肌と思っている人は33.0%でした。
ところが、皮脂の分析では、脂性肌と思っている人のうち12%は皮脂量が非常に少なく、
逆に乾性肌と思っている人のうち20%は皮脂量が多いという結果がでました。
肌質の感覚的な判断はやはり多少食い違うこともあるようです。

Tゾーン・Uゾーンとは?

Tゾーン・Uゾーンというのは、主に皮脂分泌量の違いから、
顔の皮膚を2つの部分に区別したとき、それぞれがアルファベットの
TとUの形に似ていることから、このように呼ばれています。
Tゾーンは、皮脂分泌量が多くベタつきやすい部分で、額全体と、
眉間から鼻の頭を通って、小鼻、鼻の下、顎までの部分を指します。
Uゾーンは、皮脂分泌量が少なく乾きやすい部分で、
左右両側の、まぶたから目尻、目の下、頬、鼻の下をいいます。

Tゾーン・Uゾーンは年齢が上がるほどに縮まるの?

一般的に、Tゾーン・Uゾーンの皮脂分泌量の差は若いほど大きく、
年齢が上がるについれて差がなくなっていきます。
2つのゾーンの差がはっきりしているのは30代前半までで、
30代後半から40代になると、額の脂っぽさは残るものの、鼻のベタつきは少なくなります。
さらに50代になると皮脂分泌が急激に減って、鼻の頭以外、2つのゾーンの差はほとんどなくなり、
代わって小ジワやシミ、タルミなどの悩みが顔全体に目立つようになります。

Tゾーンは脂性肌、Uゾーンは乾性肌?

18歳から25歳までの女性50人の肌についての調査報告によると、
洗顔3時間後の肌の、Tゾーンの皮脂量は、
額104、鼻の頭115、小鼻125、顎101μg/平方センチメートルでした。
これに対してUゾーンの皮脂分泌量は、
目の下36、頬の上63、耳の下44、頬の下46μg/平方センチメートルと、
ほぼTゾーンの2分の1から3分の1しかありません。
通常、脂性肌の皮脂分泌量は100μg/平方センチメートル以上、
乾性肌の皮脂分泌量 は40μg/平方センチメートル以下ですから、
若い肌のTゾーン・Uゾーンには、まるで脂性肌と乾性肌ほどの違いがあるのです。

Tゾーン・Uゾーン、2つのゾーンに合わせたお手入れは?

メーク後しばらくすると、Tゾーンは、脂が浮く、色がくすむ、テカるなどの
化粧くずれが起きているのに、Uゾーンは化粧くずれせず、
むしろ乾燥しているというような矛盾したトラブルに悩まされることがあります。
こうしたトラブルを防ぐには、Tゾーンには専用の収れん化粧水、美容液、パックなどで
皮脂分泌を調節して化粧くずれを防ぎ、Uゾーンには、保湿効果を考えたお手入れをするなど、
毎日のスキンケアやメイクアップを、それぞれのゾーンに合わせて適切に行うことが必要になります。

春になるといつも肌に赤い発疹ができます。化粧品が原因でしょうか?

春先の肌は、気温の上昇とともに皮脂の分泌は活発になるものの、空気の乾燥や、
ホコリっぽい春風、朝晩の冷え込みなどの影響で、アンバランスになりやすい状態です。
人によっては、肌が敏感になったり、吹き出物などがでやすくなることもあります。
肌の状態が安定するまでは化粧品の使用を避け、
様子を見て敏感肌用化粧品などから試してみるとよいでしょう。
また、発疹の原因が化粧品とは限りません。春先に出やすいアレルギーの原因として、
スギ・ヒノキの花粉や、サクラ草、うるしなども考えられますし、
春に限らず、卵、牛乳、サバなどの食品、ダニ、ホコリなどの住環境、
ピアスやイヤリング、ネックレスなどの金属によるものかもしれません。
このように、発疹の原因としては様々な可能性が考えられます。
できるだけ早く皮膚科専門医にご相談ください。

皮膚のうるおいと角質層?

皮膚のうるおいは、表皮の角質細胞と角質を覆う皮脂膜、
角質層の天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質が正常であることによって保たれています。

角質層にはバリア機能がある?

人間の身体は70%が水分で、細胞も組織も水に浸かっているといえるほどです。
角質層は常に外気と接し、身体の水分ができるだけ蒸発しないように働いています。
また水や海水に浸かった場合には、内部に水や塩分などの物質が浸入しないように働きます。
これが角質層のバリア機能です。

バリア機能のしくみ?

角質表面の水分は10~20%程度、表面より下部にいくほど多くなっています。
入浴の後、指がふやけて白くなるのは、表面の角質細胞が多量に水を吸ったためです。
下部には水は入りません。細胞間脂質もあまり変化しません。
角質を皮脂を溶かす溶剤で脱脂すると、
除かれる脂質量が多いほど水分の蒸発量(TWL)も多くなります。
また、皮膚にトラブルがあるとバリア機能は低下します。
慢性の湿疹になっている皮膚の角質層では1.6~1.8 mg/平方センチメートル/hrと
健康な皮膚の3~6倍も水分の蒸発が多くなります。
また、角質層は顔で10層以下、10数層にもなる前腕の約6倍も副腎皮質ホルモンなどを吸収します。
これは、前腕より顔のバリア膜が薄いからです。
もし、皮膚をすりむいたりして角質層がなくなると、表皮は物質の透過が自由になり、
薬を塗るとすぐ吸収されてすみやかに効果が現れます。
これは角質層にバリア膜がない状態だからなのです。

爪は毛髪によく似ている?

爪は毛髪と同じように皮膚の付属器官のひとつで、皮膚の表皮細胞が変形したものです。
毛髪が毛母でつくられるように、爪は爪母でつくられます。
爪の表面は、角化細胞が鱗片状に密着しており、断面を見ると層状で、
皮膚の表皮角質層や毛髪と非常によく似ています。
ただし、毛髪は1日約0.35mmのスピードで伸びますが、
爪は1日約0.1mmと遅いので、爪全体が新しく生まれ変わるには、約6ヶ月かかります。
また、爪は毛髪と同じように硬質ケラチンタンパク質からできており、
水分を吸湿し保持する働きに優れています。
爪の角質細胞間にも、表皮の角質細胞間と同様の脂質があるため、
水分は液晶の形になって強く保持され、常に7~16%の水分量を保つことができます。
この水分が、爪の角質細胞の接着に役立ち、爪に柔軟性を与えているのです。

二枚爪はなぜできる?

二枚爪は、皮膚から先に伸びた爪の先が2~3層に分かれ、剥がれたりする現象をいいます。
ネイルエナメルやエナメルリムーバーの頻繁な使用、石けんや洗剤の使用などによって、
爪が脱脂されたり、脱水されたために起きるといわれています。
爪の薄い幼児が砂遊びをすると起こりやすいように、
大人でも生まれつき薄い爪のひとに起きやすい現象です。
また、甲状腺機能の亢進や低色素性貧血などの病的な原因でも起きることがあります。

健康な爪は美しい桃赤色?

人健康な人の爪は、透明な爪の下の皮膚の血流が透けて見え、美しい桃赤色をしています。
低色素性貧血の人や、心臓や肺が悪い人の場合には、血流が悪いため爪が青紫色になり、
白せん菌に感染した爪は、白や黄白味がかって濁ったようになります。
また、ネイルエナメルを長い間つけたままにしていると、爪が黄ばんだようになることがあります。
これは、ネイルエナメルの被膜をつくるニトロセルロースがわずか分解して、
硝酸根が爪のケラチンタンパク質と結合して黄色くなるために起きる現象で、
爪によっては生まれつき反応が起きやすく、黄ばみやすい爪があることがわかっています。

まつ毛のカール器を使っていたら、まつ毛が抜けてしまいました。生えてくるでしょうか。

もちろん生えてきます。しかし、まつ毛も頭髪と同じように一定の周期で成長しますので、
抜けてすぐに元の長さのまつ毛に生えかわることはありません。
一般的には、まつ毛の生えかわり周期は約6ヶ月で、生え始めて3ヶ月かけて成長し、
3ヶ月後に自然に抜け落ち、また3ヶ月かけて成長します。
つまり、抜けた直後から3ケ月たってようやく元の長さのまつ毛に戻るのです。
日常生活の中で特に気づかなくでも、まつ毛は一日に数本ずつ抜けています。
ですからメイク中にまつ毛が抜けても特に心配することはありません。
ちょうどアイメイクをしている時に抜けると、
カール器やマスカラが原因なのではないか、と思いがちですが、
実はもともと自然に抜けるべきまつ毛だったということが多いのです。
もちろん、カール器のゴムを取り替えたり、
マスカラもクレンジングを使ってていねいに落とすなど、まつ毛をいたわる使い方をすることは必要です。

皮膚は筋肉と一緒に動くのでしょうか。

私たちの顔には、約30もの小さくて薄い筋肉があり、喜怒哀楽といった感情の動きや、
食物のそしゃく運動などによって常に複雑に動いています。
  顔の皮膚は、これらの筋肉の伸縮に合わせて動き、様々な表情をつくりだします。
中でも特によく動くのが目もとと口もとです。目もともロもとも、
目や口を開ける時にはそれぞれの周囲の放射状の筋肉が縮み
、閉じる時には同心円状の筋肉が縮みます。
また、目もとと口もとの皮膚は、まばたきや会話、食事など、
筋肉の細かな伸縮に合わせて絶えず動き続けているため、
顔の他の部分に比べ、小ジワやタルミなどの加齢現象が現れやすい部分です。

年齢の変化と目もとの皮膚は?

上まぶたは、10代から20代の間は脂肪が豊かでハリがありますが、
30代にはタルミが現れ始めます。また、目の周囲にぼんやりとした窪みができて次第に深くなり、
やがて目の形がはっきりとわかるようになります。目尻には、
烏の足跡と呼ばれる放射状の小ジワが、目の周囲を取りまく眼輪筋に直角にでき始めます。
40代になると、上まぶたの目尻よりが垂れ下がり始めて眼球に覆いかぶさり、
眼球がだんだん小さく見えるようになります。
下まぶたは、30代の頃からタルミ始め、内眼角から斜めに走るシワや、
その他の小ジワが目立ち始めます。
また、目頭から斜め下に下眼瞼頬溝と呼ばれる溝が現れ始め、
50代にはその上にも脂肪がたまってさらに老けた印象になります。

年齢の変化とロもとの皮膚との関係は?

くちびるは、10代から20代の間は厚くふっくらとしていますが、
30代頃から次第に膨らみが減り始め、上くちびる中央の膨らみも見えなくなります。
そのため上下のくちびるの合わせ目が直線的になり、
上くちびるの山が平らになって外側に広がり、
年齢とともに全体的に薄いくちびるになっていきます。
 10代は稜線のように明確だった、くちびると皮膚の境目も、
30代の頃からぼんやりと不明瞭になり始めます。
さらに、くちびるの色も次第にくすんで暗く濃くなり、口角も下がり、
小鼻の横から斜めに鼻唇溝と呼ばれる溝が、口角から斜めには頬シン溝という、
溝が現れて次第に深くなるため、口もとも老けた印象になっていきます。

メークを落とさずに、翌日そのままメークをしたら肌に悪いのでしょうか。

肌の健康や美しさを維持するためには、少なくとも朝起きた時と夜寝る前に、
肌表面の汚れや不要物を全て落として、肌を清潔な状態に整えることが大切です。
 一日を過ごした肌には、ファンデーションや口紅、
アイシャドーなどのメーク料はもちろん、汗や皮脂、不要になった角質(アカ)、
その他の汚れなども付着しています。これらを取り除くことなくそのままにしておくと、
肌アレやカサつき、ニキビ、吹き出物などの肌トラブルの原因になってしまいます。
 また、土台となる肌の美しさがなければ、どんなにメークをしても美しく仕上りません。
 就寝前には必ず、まずメーク料などの油性の汚れをクレンジングできちんと落とし、
その後、汗やホコリなどの水性の汚れを洗顔料で洗い落として、
毎日、肌を清潔に保つようにしましょう。

幼児にヘアカラーをしても大丈夫ですか。

ヘアダイ(永久染毛料)は、頭の上、特に毛髪の中で、
染料の原料が科学反応で結びついて染毛するしくみになっていて、
比較的刺激の強い成分を使用しています。また、使用する人の体質によっては、
酸化染料が原因となって、カブレなどのアレルギー反応が起きる場合もあります。
 子供の頭皮や毛髪は、やはり大人よりもずっと弱く、
ダメージを受けやすい未熟な状態なので、
ヘアダイは少なくとも高校生以上になってからのご使用をおすすめします。
 また、ヘアマニキュア(半永久染毛料)の場合は、
ヘアダイのようにカブレが起きることはありませんが、
染毛料が頭皮や身体、衣服などに付いてしまうと洗ってもなかなか落ちません。
染毛中、じっとしていられない年齢の子供への使用は、やはり、避けたほうがいいでしょう。

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